世界中が単独親権で子どもを巡り親権争いをしていた40年前、
その悲劇を描いたクレイマークレイマーと言う映画(1979年)がヒットして、
親と子を引き離すその悲劇に世界が涙して世論が高まり、
次々と世界中が共同親権・共同養育へと移行しました。
世界を変えたのは、たった一本の映画でした。
そして2020年、
先進国で唯一単独親権で
親権争いをしている日本に「his」と言う映画が。
LGBTの映画のように言われていますが、
これは親権争いに翻弄される、
子どもの気持ちを見事に描いた現代の日本におけるクレイマークレイマーです。
ゲイで有る事を告白する主人公の姿は、
子どもと引き離された事を、勇気を出して
自分の周りに知らせる事を恐れないでと言うメッセージとも重なります。
敢えてゲイカップルに焦点を当てているので、
余計に子どもについて考えさせられます。
裁判シーンも弁護士監修とあって、弁護士という立場では、
相手の事を悪く言わざるをえないという理不尽さも描かれています。
離婚・別居当事者は特に考えさせられる事の多い映画でしょう。
この映画を多くの人が観る事で、親権について考える人が増えると思います。
公開終了まであと僅かですが、当事者以外でも多くの知人を誘って観て頂きたいです。
そして、映画を見た感想をSNSや、映画評論サイトに挙げてみてください。
<映画公式サイト>
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